オベリット

オベリットは、オルリスタットを主成分とした脂肪吸収阻害薬です。
ゼニカルのジェネリック医薬品であり、食事から摂取した脂肪分の約30％をカットできます。

服用から1～2日後に余分な脂肪分が便として体外へ排出され、2～3週間ほどで体重への変化がみられます。

脂肪の吸収を抑える働きで体重減少の効果が期待できることから、生活習慣病の治療だけでなく、肥満症の治療にも使用されるようになりました。
オベリットを服用するだけで摂取カロリーをカットできるため、着実にダイエット成功へと導きます。

こんな方におすすめ

オベリットは、以下に当てはまる方におすすめです。

• 脂っこい食事が好き


• 頻繁に外食をする


• 食生活を変えられない


• つい食べすぎてしまう


• 食事量を減らさずに痩せたい

余分な脂肪をカットする効果があるため、脂質を多く摂取しがちな方に最適なダイエットピルです。

そのため、脂質の過剰摂取による肥満ではない場合は、あまり効果は期待できません。

オベリットの効果

オベリットの有効成分は、肥満症の治療薬として有名なゼニカルと同じオルリスタットです。

脂肪分解酵素である「リパーゼ」の働きを弱める作用があり、脂肪の吸収を抑えます。

リパーゼの働きが低下することで、摂取した脂質を体内へ吸収しないまま、便として排出させることができます。

オベリットを服用すれば、体内へ吸収されるカロリーをカットできるため、無理なく体重を減量できます。

オベリットの体重減少効果

前述のとおり、オベリットの服用で摂取カロリーが抑えられ、体重減少の効果が期待できます。

オルリスタットによる体重減量の効果は、海外で実施された以下2つの臨床試験によっても認められています。



例えば、元の体重が70kgの方の場合、5％減少で66.5kg、10％減少で63kgの体重を目指すことができるのです。

参照：SCIENTIFIC DISCUSSION

オベリット服用時の注意点

オリベリットは、服用するだけで摂取カロリーを抑えられるため、ダイエット効果が高い医薬品です。

ただし、服用するうえで注意すべき点がいくつかあるため、次の事項で詳しく解説します。

脂っこい食事を摂る際に服用する

オリベリットは、脂質を多く含む食事の際に服用することで高い効果を発揮します。
有効成分オルリスタットは余分な脂肪分を排出し、体内に吸収されるカロリーを抑えます。

そのため、脂質の少ない食事の際に服用しても効果を感じにくいです。
代表的な脂質を多く含む食事は、以下のとおりです。

これらの食事をすると摂取する脂質量が増えるため、カットできる脂肪分も多くなります。

脂っこい食事の際に服用することで、オベリットの効果を最大限に引き出すことができるのです。

油漏れに注意する

オリベリットは、余分な脂肪分を体外に排出させる働きをするため、副作用として油漏れが起こる場合があります。
油漏れとは、吸収されなかった脂肪分が無意識に肛門から漏れる症状で、気づかずに下着や衣服を汚してしまうことも少なくありません。

とくに、脂っこい食事を頻繁にしていると排出する脂肪分も増えることから、油漏れする可能性が高くなります。
おならと一緒に油が出たり力を入れると漏れてきたり、意図せず油漏れが発生するため、尿漏れパットやナプキンなどでの対策が必要です。

さらに詳しい油漏れの対策方法については、以下の記事をご覧ください。

ビタミン不足に注意する

オベリットの作用によって、脂溶性ビタミンの吸収も抑えられるため、ビタミンが不足するリスクが高まります。
脂溶性ビタミンが不足すると、肌トラブルや粘膜の乾燥、頭痛、血行不良などの症状があらわれます。

食事によるビタミン摂取も可能ですが、手軽にビタミンを補うにはサプリメントとの併用がおすすめです。
サプリメントであれば、栄養バランスが乱れがちな方でも普段の食事にプラスするだけで簡単にビタミンを補給できます。

オルリスタットによるビタミン不足が心配という方には、以下のセット商品をおすすめします。

1日の服用回数は、1回～3回（1回1錠）です。
朝・昼・晩の食事中、または食後1時間以内に服用してください。
※毎日飲む必要はない

飲むタイミング

オベリットは、脂っこい食事をした際のみ服用するのがおすすめです。

・揚げ物や焼肉を食べた後
・ファストフードを食べた後
・過食してしまった後

摂取する脂質量が少なすぎると十分な効果を発揮できないため、食事をしなかったときや脂質が少ない食事の時には服用する必要はありません。

1日の服用回数は3回までとされていますが、食事内容や量によって服用回数を調節可能です。

効果を高める飲み方を見る

オベリットの服用に注意が必要な人

・オベリット添加物にアレルギー反応を起こす方
・食物吸収障害がある方
・胆のうに障害がある方
・甲状腺機能低下症の方
・特定の摂食障害の方
・HIV感染症の方
・妊娠や妊娠の可能性がある方

主な副作用として以下が挙げられます。

・下痢（便通の増加）
・おなら（腸内ガスの増加）
・胃痛
・頭痛
・腸の不快感
・吐き気
・嘔吐
・ビタミン不足

副作用の対処法を見る

併用禁忌
現在報告されておりません。

併用注意
・シクロスポリン
・レボチロキシン
・ワルファリンを含む抗凝固剤
・アミオダロン
・抗てんかん薬
・抗レトロウイルス薬

・直射日光の当たらない風通しのいい場所に保管してください。

・小さな子供の手の届かない場所に保管してください。

・誤飲の原因や品質のが変わる恐れがあるため、容器は入れ替えしないでください。

・1錠を分割した残りを服用する場合は、なるべく空気に触れないように保管し、2日以内に服用してください。

・表示されている期限を過ぎたものは、服用しないでください。

インタスファーマ

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