アザリア

アザリアとは、ミニピルと呼ばれるピルの一種で、低用量ピルに配合されている成分「エストロゲン」と「プロゲステロン」のうち、黄体ホルモンの「プロゲステロン」のみを配合したピルです。

アザリアの特徴

アザリアは、ハンガリーのブダペストを拠点とする東ヨーロッパの大手製薬会社、Gedeon Richter Plc社が製造するセラゼッタのジェネリック医薬品です。

黄体ホルモンのプロゲステロンのみを配合した「ミニピル」と呼ばれる種類に分類されます。

特徴は単体ホルモン剤のため低用量に比べ血栓症のリスクが低く、さらに休薬期間も必要ないことです。

また、ジェネリック医薬品であるためセラゼッタよりも安い価格で同等の効果を得ることができます。

ミニピルと低用量ピルの違い

ミニピルと低用量ピルの大きな違いは、配合されているホルモン剤の種類です。

2種類の女性ホルモン剤が配合された低用量ピルに対し、アザリアは1種類で黄体ホルモンのプロゲステロンのみを配合しています。

そのため単体ホルモン剤であるミニピルは、低用量ピルに比べると副作用や血栓症のリスクが低いです。

また低用量ピルは21日間の服薬の後、7日間の休薬期間が必要でその間に生理が来ますが、ミニピルは休薬期間が必要なく服用中は生理が来ません。

セラゼッタとの違い

アザリアはセラゼッタのジェネリック医薬品で、配合されている有効成分も同じです。

そのためセラゼッタと同様の効果を得ることが期待でき、先発薬であるセラゼッタよりもアザリアは安く購入することができます。

まとめてお買い求めいただくと以下のようにお得になります。
まとめ買いを行うと"3箱で2,280円"、"6箱で3,720円"もアザリアのほうが安く購入ができます。

血栓症のリスクがある人でも使用できる

ピルを服用する上でとくに懸念される副作用が"血栓症"です。

血栓症とは血液の塊ができてしまい血管が詰まる症状で、脳梗塞や心筋梗塞など命を奪う症状に繋がる危険性もあります。

しかしミニピルのアザリアには血栓をつくる原因とされる卵胞ホルモンが配合されていないため、血栓症のリスクはほとんどありません。

アザリアの効果

アザリアの効果はおもに、避妊、生理痛の緩和、PMSの改善などです。

有効成分プロゲステロンが、排卵を抑制し子宮内膜を薄くすることで受精卵を着床しにくくし、さらに子宮頸管粘液を増加させ子宮への精子の侵入を防ぎます。

またホルモンバランスを整える作用もあるため、生理痛の緩和やPMSの改善にも効果的です。

アザリアの成分量

●1シート　28錠

※フィルムコーティング錠1錠中：デソゲストレル75mcg含有。また、乳糖水和物も含有。

1日1回1錠を毎日決まった時間に28日間連続で服用してください。休薬期間を設けずにそのまま29日目から次のシートを服用していただき、同様の方法で避妊する期間繰り返し服用ください。

飲み始めのタイミングは基本的に生理初日で、遅くても5日目までに服用をスタートする必要があります。

また単体ホルモン剤のため休薬期間が必要なく、服薬中は生理が来ません。

アザリアは正しく服用することで99%の避妊効果を得ることができますが、飲み忘れや服用時間のズレがあると十分な効果を得られなくなるため注意が必要です。

服用タイミング

アゼリアは毎日同じ時間に服用する必要があり、時間がズレると、十分な効果を得られなくなる可能性があります。

また、服用時間の遅れは不正出血が起こりやすくなるため、不正出血を防ぎしっかりと効果を得るためにも服用時間を守ることが大切です。

注意事項

服用中はセイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品は避けてください。
また、飲み忘れた場合は気づいたときにすぐに飲み忘れた分を服用します。

ただし気づいた時点ですでに12時間以上経過していた場合は、その日から7日間、コンドームを着用した避妊をおこなってください。

下記に該当する方はアザリアを服用できない可能性があります。
服用の際は、事前に医師にご相談ください。

アザリアの副作用は下記の通りです。

・生理不順
・不正出血
・頭痛
・吐き気
・精神的な落ち込み
・にきび
・乳房の痛み
・体重の変化

アザリアの副作用として飲みはじめの頃にとくに多いのは、不正出血とされています。
症状は服用を開始して2～3ヶ月ほどで落ち着きますが、3ヶ月以上も続く場合は医師へご相談ください。

上記症状が現れた場合や体に何らかの異常を感じた場合は、医療機関の受診をおすすめします。

現在報告されておりません。

併用注意

併用注意薬は、アザリアと併用して服用するにあたり注意が必要なお薬です。

・バルビツール塩酸

・CYP3A4阻害剤

・抗ウイルス剤

・HIVプロテアーゼ阻害薬、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤

・セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品

参考サイト

商品のご説明・服用方法・副作用・併用禁忌・注意のご説明には、販売国の商品説明書の他に、次のサイトを参考にしています。
・デソゲストレル-KEGG

・直射日光が当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。

・小さな子の手が届かない場所に保管してください。

・誤飲の原因になったり、品質が変わる恐れがあるため容器は入れ替えないでください。

・1包を分割した残りを服用する場合は、なるべく空気に触れないように保管し、2日以内に服用してください。

・表示されている期限を過ぎたものは服用、使用しないでください。

Gedeon Richter Plc

シンガポール