コルガウト（コルヒチン）

コルガウト(コルヒチン)は、痛風の発作や家族性地中海熱などの治療薬として用いられています。

南アフリカに本社を置く製薬会社「アスペン・ファーマ」によって製造販売がされているコルヒチンのジェネリック医薬品です。

有効成分「コルヒチン」は、痛風発作の原因となる白血球の働きを抑える作用があります。

痛風発作である炎症や激しい痛みを和らげるだけでなく、発作の予防にもたいへん効果的です。


コルガウトは以下の痛風症状の治療に用いられます。

• 関節のムズムズ感や違和感


• 足の親指などの付け根が腫れる


• 熱を持っている


• 歩けないほどの激痛


• 足以外にも手の関節にも痛みが出る
  

コルガウトに配合されている「コルヒチン」は、痛風の発作を予防したり、発作を和らげたりする効果が期待できます。

痛風発作の前兆症状を感じた場合は、早めに服用することで発作を抑えることができます。

痛風発作があらわれた場合には、できるだけ早い段階で服用することにより速やかに痛みを和らげることが可能です。

また、痛風発作が頻繁に起こる場合は、「コルチヒンカバー」と呼ばれる予防目的で発作や前兆症状に関係なくコルガウトを服用することがあります。

ただし、コルガウトは痛風発作を緩和する作用がありますが、尿酸値を下げる効果はありません。


コルガウトは、現時点日本国内では未承認のため処方はされていません。
しかし、当サイトでは0.5mgの購入が可能です。

痛風の場合
・発作が起きた時
1回1錠を3～4時間ごとに服用。
なお1日の最大量は3～4㎎となり、年齢や症状により適宜増減します。

・発作予防
1日1～2錠を服用。

・発作の予兆時
1回1錠を服用。

家族性地中海熱の場合
・成人
1回1錠を1日1回、または1回半錠を1日2回に分けて服用。
なお症状により用量は適宜増減し、1日の最大量は1.5㎎までとなります。

・小児
1日0.01～0.02mg/kgを1～2回に分けて服用。
なお症状により用量は適宜増減しますが、1日の最大量は0.03mg/kgまでとし、また成人の1日の最大量を超えないようにしてください。

ベーチェット病の場合
1日1～3錠を服用します。
適用外使用となるため、医師にご相談の上で服用を検討してください。

※服用の際は、医師の指示に従ってください。

食事とアルコールの影響
食事の影響を受ける可能性はありませんが、プリン体を多く含む食事やアルコールは控えることをおすすめします。

服用できない方
以下に当てはまる方は服用できません。

・コルガウトに含まれる成分でアレルギー反応を起こしたことがある方
・肝臓や腎臓に障害があり、肝臓の分解酵素のCYP3A4阻害薬、またはP糖蛋白阻害薬を服用している方
・妊娠中の方や妊娠している可能性がある方

コルガウトの服用でみられる副作用は以下があげられます。
・発熱
・発疹
・全身のかゆみ
・筋肉痛
・脱力感
・消化器官異常　(下痢、腹痛、嘔吐など)
・肝機能異常
など

服用後、3～6時間後に副作用があらわれるといわれています。
副作用があらわれた場合は、医師への相談するようにしましょう。

併用禁忌
現在報告はされていません。

併用注意
以下の果実飲料や医薬品を服用している方は、コルガウトとの併用に十分注意する必要があります。

・肝臓分解酵素のCYP3A4を中等度阻害する医薬品
アプレピタント　フルコナゾール　ジルチアゼム　ベラパミル　など

・グレープフルーツジュース

コルガウトの作用が強くでる恐れがあるため、併用する場合は低用量または減量して服用してください。

参考サイト
服用方法・副作用・併用禁忌・注意のご説明には、販売国の商品説明書の他に、次のサイトを参考にしています。

・医療用医薬品 : コルヒチン

・直射日光が当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。

・小さな子の手が届かない場所に保管してください。

・誤飲の原因になったり、品質が変わる恐れがあるため容器は入れ替えないでください。

・表示されている期限を過ぎたものは服用、使用しないでください。

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