ロゼックスゲル

ロゼックスゲルは以下に当てはまる方におすすめです。

ロゼックスゲルの特徴

ロゼックスゲルは、ガルデルマ社製のがん性皮膚潰瘍臭・酒さ治療薬です。

一般名はメトロニダゾールといい、元々はスイスのガルデルマ社が開発した医薬品ですが、日本ではマルホ株式会社が開発したロゼックスゲルが処方されています。酒さに対しての効果は高く、世界で60以上の国や地域で承認、販売されています。

ガルデルマ社とは？

ガルデルマ社とは、皮膚科の領域に特化した製薬会社です。

ネスレとロレアル社が共同出資して作られ、スイスに本社を置いた世界最大級のグローバル企業としても知られています。

日本でも酒さの治療薬として強く推奨

これまで酒さの治療薬では標準的な保険適応となるものが存在していませんでした。

そこで2018年に日本皮膚科学会が酒さ治療薬の承認を求め、2022年に国内でもメトロニダゾールゲルが酒さの治療薬として認められました。

日本皮膚科学会でもロゼックスゲルの一般名であるメトロニダゾールゲル外用薬0.75％は推奨度Aとして強く推奨されています。

商品のご説明には、販売国の商品説明書の他に、次のサイトを参考にしています。
・尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン

海外で使われている酒さ治療薬

日本では酒さの治療薬としてメトロニダゾールが推奨されていますが、海外ではアゼライン酸やイベルメクチンクリームも同程度に推奨されています。

イベルメクチンは酒さの原因のひとつでもある毛包虫の増加を抑える効果があります。

※表は横にスクロールできます。

ロゼックスゲルの効果

ロゼックスゲルは顔ダニ、ニキビダニといった毛包虫や嫌気性菌を減らす抗菌作用があり、抗炎症作用、免疫抑制作用、活性酸素減少作用なども持っています。

そのため、それらが原因となった酒さや脂質肌、赤ら顔に効果を発揮します。

酒さとは？

酒さとは、顔などに赤みやほてりが長期にわたり出現する、慢性炎症性疾患です。

特に頬、額、鼻の周りなどに起こり、ほほや額、鼻の周りやあご、首を中心に出現し、しばしばかゆみを伴うことがあります。

酒さは顔が赤くなり毛細血管が広がる1型や赤い盛り上がりやぶつぶつがみられる2型などがあり、ロゼックスゲルは2型の治療薬として皮膚科学会の推奨度Aです。

よくある質問

使用方法

・1日2回、患部を洗ったあとに使用
・ロゼックスゲル適量を患部にのばして塗布する
※使用後は患部を日光や紫外線ランプに当たらないよう注意してください。

使用期間

使用期間は通常で12週間までです。
12週間を超えて使用を続ける場合は、慎重に判断する必要があります。

日本国内の臨床試験では12週間の使用による有効性、安全性が報告されています。

ロゼックスゲルを使用できない方

・血液疾患のある方
・脳・脊髄腫瘍を患っている方
・妊娠中の方
・小児、高齢者
・授乳中の方

ロゼックスゲル副作用の発生頻度

以下がロゼックスゲルの副作用の発生頻度です。
●5％以上
・患部からの出血

●5％未満
・乾燥
・かゆみ
・肌のつっぱり感
・皮脂欠乏症

●頻度不明
・紅斑
・皮膚不快感
・味覚異常
・じんましん
・血管のむくみ

以下がロゼックスゲルの併用注意、併用禁忌薬です。
●併用注意
・リトナビル含有製剤
・ジスルフィラム
・クマリン系抗凝血剤
・リチウム
・5-フルオロウラシル
・ブスルファン
・シクロスポリン
・フェノバルビタール

参考サイト：医療用医薬品 : ロゼックス|kegg

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