ルピメグ（ツイミーグジェネリック）

ルピメグの特徴

ルピメグは、イメグリミンを有効成分とした糖尿病治療薬です。

2021年に日本で登場したツイミーグと同じ成分であり、ルピメグはツイミーグのジェネリック医薬品となります。

先発薬と同様に、ルピメグは2型糖尿病に対して効果が認められている治療薬です。

ルピメグの効果

ルピメグは、細胞のエネルギーを作り出す役割があるミトコンドリアに働きかけます。

具体的にはエネルギーの代謝に関わる補酵素のNAD+を増加させたり、細胞内における活性酸素を減らしたりすることでミトコンドリアの機能を回復し、2つの作用を発揮します。

また他の糖尿病治療薬との併用を推奨している病院もあり、特にジャヌビアなどのDPP4阻害薬とは相性が良いとされています。

しかしDPP4阻害薬など糖尿病治療薬は血糖降下作用が増強されるおそれがあることから、併用注意に含まれています。

詳しくは医師に相談してください。

ルピメグの作用機序

■膵作用：インスリンの分泌促進
インスリンは、膵臓にあるβ細胞から分泌されます。

ルピメグはβ細胞を保護することで、インスリンの分泌を増やします。

■膵外作用：インスリン抵抗性の改善
筋肉や肝臓などの組織では、インスリンが働くことで糖が取り込まれ、エネルギー源として利用されます。

ルピメグはこれらの組織におけるインスリンの効きを高め、糖の取り込みを効率的にすることで血糖値を下げます。

ルピメグとメトホルミンの違い

ルピメグ(ツイミーグ)は、糖尿病治療薬の中でも知名度のあるメトホルミンと似たような構造をしています。

しかし効果が及ぶ部位は異なり、例えばルピメグは肝臓だけでなく筋肉や膵臓のβ細胞など広く作用します。

またミトコンドリアに働きかける点は共通ですが、メトホルミンはミトコンドリアに存在する呼吸鎖複合体Ⅰのみに作用することに対し、ルピメグは複数の複合体に作用します。

こうした違いから、メトホルミンはインスリンの効きを良くする作用のみに留まりますが、ルピメグはさらにインスリンの分泌を促す作用を併せ持ちます。

1錠1,212円

ルピメグの服用方法

ルピメグの服用方法は、先発薬であるツイミーグと同様です。

通常は1回1000mgを1日2回、朝と夕方に服用します。

■用量に応じて、以下のように調節してください。

また飲み忘れた場合は、2回分を一度にまとめて服用せず次回から通常の用量を服用してください。

ルピメグの服用に注意が必要な方

以下に当てはまる方は、ルピメグの服用に注意が必要です。

ルピメグを服用できない方

以下に当てはまる方は、ルピメグの服用が禁忌とされています。

主な副作用

ルピメグの主な副作用には悪心、下痢、便秘などがございます。

主に胃腸に関する副作用が多く、いずれも1～5％ほどです。

重篤な副作用

ルピメグの重篤な副作用として報告されているのは、低血糖です。

特にインスリン製剤やスルホニルウレア剤などと併用した場合に現れる恐れがあります。

脱力感や強い空腹感、発汗など低血糖の初期症状が見られた場合は、すぐに糖質を含む食べ物や飲み物を摂りましょう。

コーラやカルピスなど、ブドウ糖を含むジュースが適しています。

併用禁忌

併用禁忌は現在報告されておりません。

併用注意

ルピメグの併用注意薬は、以下の通りです。

参考サイト

本商品の説明には、以下を参考にしております。

・直射日光が当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。

・小さな子の手が届かない場所に保管してください。

・誤飲の原因になったり、品質が変わる恐れがあるため容器は入れ替えないでください。

・1包を分割した残りを服用する場合は、なるべく空気に触れないように保管し、2日以内に服用してください。

・表示されている期限を過ぎたものは服用、使用しないでください。

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