レボタス

レボタスの特徴

レボタス(レボフロキサシン)は、レボフロキサシン水和物（Levofloxacin hydrate）という有効成分を含みます。

感染時に細菌などのDNA複製を阻害し、殺菌作用を示す薬です。

皮膚感染症、呼吸器感染症、泌尿器感染症、婦人科感染症、眼科感染症、耳鼻科感染症、歯科感染症など、さまざまな感染症の治療に有効な成分が含まれています。

用量は250mg。
海外製ジェネリック医薬品です。

レボタスのメーカー

レボタスのメーカーは、インタスファーマです。

インタスファーマ社（Intas Pharmaceuticals Ltd）は、インドに本拠地を置き、医薬品製剤の開発や製造などを行っている世界有数の企業。

北米、ヨーロッパ、中南米、アジア太平洋、CIS 諸国、MENA 諸国などの市場で事業を展開しています。

インタスファーマ社で作られている製品は、世界的規制機関によって承認された施設で製造され、品質に妥協はありません。

レボタスの効果

レボタスはさまざまな細菌に効果がありますが、
・クラミジア
・膀胱炎
・その他の効果
にわけて、詳しくご紹介いたします。

クラミジア

クラミジアは、細菌感染による感染症のため抗生物質で治療を行います。

レボタスは、クラミジアの病原細菌であるクラミジア・トラコマチスに対する殺菌効果があり、有効性が認められています。

国内で感染者数の最も多い、クラミジアや淋病の治療に用いられ、病院でも処方される薬です。

膀胱炎

膀胱炎は、ニューキノロン系、セフェム系といわれる抗生物質で治療を行います。

レボタスはニューキノロン系の抗菌薬です。

また、膀胱炎の病原細菌の8割以上を占める大腸菌に対する抗菌効果が認められており、有効性が実証されています。

その他の効果

一般的に風邪と呼ばれる症状や風邪の悪化で発症する症状にも有効です。

レボタスは、風邪の原因となる溶連菌や肺炎球菌、インフルエンザ菌、ブドウ球菌などの殺菌効果に優れていることが確認されています。

その他の抗生物質

レボタスを服用していても効果を感じられない場合、抗菌薬が効かない耐性菌である可能性があります。

耐性菌が疑われたら、別の抗菌薬に切り替え、再治療を行いましょう。

細菌感染症治療に有効なのがこちら。


※表は横にスクロールできます。


ジスロマックは先発薬、アカミン50とゾクラーはジェネリック医薬品です。

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参考サイト

服用方法・副作用・併用禁忌・注意のご説明には、販売国の商品説明書の他に、次のサイトを参考にしています。

・医療用医薬品 : レボフロキサシン

当サイトで取り扱っているレボタスの用量は250mgです。

成人は、1回2錠を1日1回服用します。
飲み忘れてしまった場合は、気がついた時点で1回分を服用し、2回分を一度に飲まないでください。

1日で服用できるのは500mgまでです。

また、感染症の種類および症状により適宜減量されますのでご注意ください。

■クラミジア

服用回数：1日1回
服用量：1回500mg

5〜7日間服用することが一般的です。


■膀胱炎

服用回数：1日1回
服用量：1回500mg

4〜5日間服用することが一般的です。

■腸チフス、パラチフス

服用回数：1日1回
服用量：1回500mg

14日間服用することが一般的です。

服用に注意が必要な方

・てんかんなどの痙攣性疾患またはこれらの既往歴がある方
・オフロキサシン以外のキノロン系抗菌薬に対して過敏症の既往歴がある方
・重症筋無力症がある方
・大動脈瘤または大動脈解離を合併している場合や既往歴がある方
・家族歴やリスク因子（マルファン症候群など）を有する方
・腎機能障害がある方
・炭疽などの重篤な疾患でない場合の、妊娠中の方や妊娠している可能性のある方、小児

※服用の際は、医師の指示に従ってください。

服用時の注意事項

レボタスの服用中は、自転車の運転や危険を伴う機械の操作は十分に注意しましょう。

副作用として低血糖が報告されており、意識障害をおこしてしまう可能性を否定できません。

眠気やぼんやり感など、副作用があることを把握したうえで服用してください。

レボタスは、5%未満の方に以下の副作用が現れる場合があります。

発現頻度1～5％未満	発疹、めまい、不眠、頭痛、肝機能値の上昇、乳酸脱水素酵素値の上昇、白血球数減少、好酸球数の増加、好中球数の減少、血小板数の減少、悪心、嘔吐、下痢、腹部の不快感、食欲不振
発現頻度1％未満	皮膚のかゆみ、軽度の意識障害、ふるえ、血尿、腎臓機能の低下、肝機能異常、がんまGTP上昇、黄疸、肝機能値の上昇、リンパ球数減少、貧血、腹痛、口が渇く、腹部膨満、胃腸障害、消化不良、便秘、味覚異常、耳鳴、動悸、胸部不快感、クレアチンキナーゼの上昇、四肢痛、関節痛注、咽喉乾燥、尿中ブドウ糖陽性、熱っぽさ、浮腫
頻度不明	蕁麻疹、光線過敏症、幻覚、錐体外路障害、ぼんやり、しびれ感、頻尿、尿閉、無尿、尿蛋白陽性、尿素窒素値の上昇、口内炎、舌炎、味覚消失、視覚異常、無嗅覚、嗅覚錯誤、低血圧、脈が速くなる

気になる症状やそのほかの異常を感じた場合は、直ちに服用を中止し、医師に相談してください。

重大な副作用

レボタスは重大な副作用が現れる場合があります。

・ショック、アナフィラキシー
・中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群
・痙攣
・QT延長、心室頻拍
・急性腎障害、間質性腎炎
・劇症肝炎、肝機能障害、黄疸
・汎血球減少症、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少
・間質性肺炎、好酸球性肺炎
・血便を伴う重篤な大腸炎(偽膜性大腸炎等)
・横紋筋融解症
・低血糖
・アキレス腱炎、腱断裂等の腱障害
・錯乱、せん妄、抑うつ等の精神症状
・過敏性血管炎
・重症筋無力症の悪化
・大動脈瘤、大動脈解離
・末梢神経障害　

※上記症状の頻度は不明です。


※QT延長とは
心臓が収縮して戻るまでの時間が延長すること。

気になる症状やそのほかの異常を感じたときは、直ちに服用を中止し、医師に相談してください。

併用禁忌

現在報告されておりません。

併用注意

併用注意薬は、レボタスと併用して服用するにあたり注意が必要なお薬です。

・フェニル酢酸系消炎鎮痛薬（ジクロフェナクナトリウムなど）
・プロピオン酸系非ステロイド性消炎鎮痛薬（ロキソプロフェンやイブプロフェンなど）

鎮痛や解熱に使用されるこれらの薬と併用すると、痙攣を引き起こす恐れがあります。


・アルミニウムやマグネシウム含有の制酸薬(乾燥水酸化アルミニウムゲルなど)
・鉄剤や水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、硫酸鉄(フマル酸第一鉄やクエン酸第一鉄ナトリウムなど)

胃の粘膜の修復や保護、鉄分の補充に使用されるこれらの薬を併用すると、効果が減弱される恐れがあります。
これらの薬剤はレボタス投与から1〜2時間後に投与します。


・クマリン系抗凝固薬、ワルファリン

ワルファリンの作用を増強し、血液が凝固する時間の延長が認められたとの報告があります。

・QT延長を起こすことが知られている薬剤、デラマニドなど

心臓の電気伝達の異常によって、気を失う恐れがあります。

・副腎皮質ホルモン剤（経口剤及び注射剤）
・プレドニゾロン、ヒドロコルチゾンなど

腱障害のリスクが増えるとの報告があります。
これらの薬剤との併用は、治療時の有益性が危険性を上回る場合のみとします。

・直射日光が当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。

・小さな子の手が届かない場所に保管してください。

・誤飲の原因になったり、品質が変わる恐れがあるため容器は入れ替えないでください。

・1包を分割した残りを服用する場合は、なるべく空気に触れないように保管し、2日以内に服用してください。

・表示されている期限を過ぎたものは服用、使用しないでください。

インタスファーマ

シンガポール