タクロリン軟膏

以下に当てはまる方にタクロリン軟膏がおすすめです。

タクロリン軟膏の特徴

タクロリン軟膏はFarmatek社によるアトピー性皮膚炎の治療薬です。

プロトピックのジェネリックであり、有効成分タクロリムスがアトピー性皮膚炎の症状を抑え、皮膚症状を改善します。

ジェネリックなので有効成分の含有量もまったく同じでありながら、安価に購入することができます。

通常アトピー性皮膚炎にはステロイド外用薬が使用されますが、タクロリン軟膏はステロイド外用薬ではありません。

皮膚が萎縮するステロイド外用薬特有の副作用がなく、副作用に悩んでいる方や、既存のステロイド療法では効果が不十分な場合におすすめです。

プロトピックとの違い

タクロリン軟膏とプロトピックは、有効成分がまったく同じなため、効果も安全性も同等となっています。

タクロリン軟膏はジェネリックのため。同じ内容で価格が安くなっています。

0.03％と0.1％の違い

タクロリン軟膏は有効成分タクロリムスの含有量によって種類が分けられていますが、一番含有量が少ない0.03％は小児用です。
成人であれは0.1％から使用してください。

タクロリン軟膏の効果

タクロリン軟膏は皮膚のかゆみや炎症を抑えて皮膚の状態をよく保つ効果があります。

かゆみがおきて皮膚をかいてしまうことで皮膚が傷つき、さらなる炎症とかゆみを招くアトピー性皮膚炎の負のループを防ぐためには、かゆみを抑えることが重要です。

タクロリン軟膏はステロイド外用薬ではありませんが、炎症を抑える効果が高い医薬品です。

ただ、医薬品としては対処療法としての使用であり、根治治療を目的としたものではありません。

有効成分タクロリムスの危険性

タクロリムスの危険性については、過去に小児に対しての承認見送りの要望書を厚生労働省に提出した団体が存在したことから、一時期話題になりました。

要望書が提出されたあとも安全性の審査を十分に行い、2003年に正式に許可されてから今に至るまで医療の現場で使用されています。

医薬品の使用に際して決められたルールを守って使用していれば、危険性はきわめて低い医薬品です。

参考：タクロリムス軟膏（プロトピック軟膏）使用中およびこれから使用される患者さんへ｜公益社団法人日本皮膚科学会

タクロリン軟膏の成分量

有効成分
タクロリン0.03%／タクロリン0.1%

内容量
1本　30g

関連ページ

・アトピー性皮膚炎商品一覧

・成人の場合、1日1～2回、適量を患部に塗る
・有効成分1％の場合、1回の使用量の上限は5gまでとする
・1日2回塗る場合は、12時間時間をあける

使用に関しての注意

タクロリン軟膏を使用する際の注意とあわせて、以下に当てはまる方は使用できません。

使用できない方

以下に当てはまる場合、使用できません。



その他健康状態によっては使用できない場合があります。
詳しくは医師、または薬剤師に相談して下さい。

以下がタクロリン軟膏の副作用です。


入浴時やお風呂上がりなど、体がほてった状態で使用するとさらに刺激感が出ることがあります。
ほてりが気になる方はタクロリン軟膏を塗る際に保湿剤を先に塗る、患部を冷やすなどの対策をしてください。

現在報告されていません。

参考サイト
服用方法・副作用・併用禁忌・注意のご説明には、販売国の商品説明書の他に、次のサイトを参考にしています。
・医療用医薬品 : プロトピック

・直射日光が当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。

・小さな子の手が届かない場所に保管してください。

・誤飲の原因になったり、品質が変わる恐れがあるため容器は入れ替えないでください。

・お届けする商品の使用期限は6ヶ月以上のものとなりますが、表示されている期限を過ぎたものは服用、使用しないでください。

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