ブプロバン

ブプロバンは、抗うつ剤・禁煙補助薬として使用される医薬品です。

有効成分の「ブプロピオン塩酸塩」は、脳内で一度放出されたドーパミンの再吸収を阻害する作用があります。

この作用により、物事への意欲や集中力を高める効果があります。

元々抗うつ剤として開発された薬ですが、ニコチン不足によるイライラを抑制する作用が判明し、禁煙補助医薬品としても使用されています。

抗うつ薬としても使用されているブプロピオンと、禁煙治療薬として販売されているチャンピックスの違いを見ていきましょう。

禁煙治療として使用する場合の参考にしてみて下さい。

ブプロンバンは、禁煙成功率は52～77％とチャンピックスには劣りますが、もともとはうつ病の治療薬として開発されたため、禁煙治療とうつ病改善に効果があります。
そのため、うつ病を改善したい方にもおすすめです。

一方チャンピックスは禁煙治療のために開発された薬のため、禁煙成功率は高く本気で禁煙に取り組みたい方におすすめです。

参考サイト
・Cochrane Library
・臨床成績：チャンピックス製品基本情報

ブプロバンに関するよくある質問
◇Q.1飲み忘れた場合はどうしたら良いですか？

A.忘れた分は飲まずに、次の分を飲んでください。
1日の服用量を守り、多量摂取しないよう注意してください。

◇Q.2服用する際の注意点はありますか？

A.アルコールと併用すると、効果が過剰に出たり副作用が出る可能性があります。
また、就寝時間に服用すると副作用により寝つきが悪くなる可能性もあります。

〈うつ病改善に用いる場合〉
毎朝1回150mg（1錠）を服用してください。
1日の服用量が450mgを超えないようご注意ください。

〈禁煙補助に用いる場合〉
1日2回、1錠ずつ服用してください。
副作用のリスクを減らすため、8時間以上の間隔をあけて服用してください。
※なお、1回の服用量は150mg（1錠）までです。また、1日の服用量が300mg（2錠）を超えないようご注意ください。

〈使用してはいけない人〉
・本剤の成分に対し過敏症の既往がある方
・てんかんの既往がある方
・他のブプロピオン製品を服用している方
・多量の飲酒、または鎮静剤を使用をしていた方
・過去14日以内にMAO阻害薬を使用していた方
・摂食障害の既往がある方
・妊娠中、授乳中の方

また、服用後は車を運転したり重機を使用したりしないでください。

※効果・副作用・服用及び使用方法は、販売国の商品説明書や一般的な薬剤情報を和訳しています。お薬なびでは、服用及び使用による一切の責任を負いかねます。ご使用の際は、必ず医師など専門家にご相談して下さい。

主に緊張感、便秘、不眠症、口の渇き、頭痛、吐き気などの症状を引き起こす可能性があります。

また、25歳以下の子ども～若年成人が本剤を服用する場合、自殺念慮のリスクが上がる可能性があります。

以下の薬と併用すると、相互作用が起きる可能性がありあす。
本剤を使用する前に医師に相談してください。

・コデイン
・ピモジド
・タモキシフェン
・チオリダジン
・MAO阻害薬（イソカルボキサジド、リネゾリドなど）
・ブプロピオンを含む他の製品

また、アルコールとの併用は避けてください。

・小さなお子様の手の届かない場所へ保管してください。
・直射日光を避け、湿気のない場所に保管ください。

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