亜鉛|生薬・成分リスト

亜鉛

近年ではサプリ大国の欧米などに引けを取らないほど、日本国内の若者から高齢者までの幅広い年齢層でサプリメントで食事で補えない栄養素を補充する方が増えています。

そんなたくさんのサプリメントが多様されるなかでこの亜鉛のサプリメントは良く目や耳にする方も多いでしょう。

では、この亜鉛が持つ栄養素としての働きや、健康への影響などを説明していきますので、この機会に亜鉛やまたそれに付随する栄養素についても勉強してみてください。

亜鉛とは

亜鉛は人間の身体を形成している微量元素であり、その数はおよそ約60兆個にもなるといわれています。
その細胞の成分は水や、たんぱく質、脂質、炭水化物、そしてミネラルです。そのなかでも人間が生命活動を行ううえで欠かすことができないミネラル成分のことを必須ミネラルといい、亜鉛はその必須ミネラルの微量元素です。

そしておよそ200種類以上の酵素の構成成分であり、酵素反応を活性化させるなどの代謝活動にも欠かすことができない成分で、具体的に脳や体内の成長を担う発育の維持のために、

  • たんぱく質、DNA、RNAの合成
  • 細胞分裂の促進
  • 視覚の維持
  • 骨の成長を促進
  • 傷ついた組織の修復
  • 味覚の維持

といったような働きに欠かすことができないということがわかっており、生命維持には欠かすことができない働きを数多く持っています。

近年ではたくさんの亜鉛を使用したサプリメントが出ています。

具体的にどのような効果が期待をすることができるのかをあげてみると下記のようになります。

  • 細胞分裂(DNA、RNAの合成)
  • 性腺分泌の活性
  • 妊娠の持続
  • 老化防止
  • 精神の安定
  • 300種以上の酵素の活性化
  • 成長ホルモンに働きかけ発育、成長効果を補う
  • 免疫力をつける
  • 皮膚の健康
  • アルコールの分解
  • 二酸化炭素うの移送
  • 体内の有害な物質の働きを抑制
  • 活性酵素の除去
  • 視力の維持
  • 血中コレステロールの調整

このように、生命を維持をするのには必須な栄養素であることはお分かり頂けることと思います。

また、これら以外にも男性のAGAになる原因物質といわれているDHTというジヒドロテストステロンという悪玉男性ホルモンが生成されるのを抑制する働きがあることで、抜け毛の予防にもなり、髪の健康にも良質な栄養を亜鉛により届けてくれる効果を持つといわれてます。

亜鉛を含んだ食材

亜鉛は多くの食品に含まれており、その代表として知られているのが海のミルクといわれる牡蠣です。

牡蠣以外でも殻・肉・魚介・豆・種実・卵類などにも含まれているので、日ごろよりバランスの良い食生活を送っていれば問題なくこの亜鉛を摂取できているでしょう。

しかし、近年ではインスタント食品や、加工食品が増えたことで、年々男女ともにこの亜鉛の摂取量が減少している傾向があるので亜鉛不足だと思う方は、亜鉛の吸収を良くする栄養素を合わせて摂取するように日ごろから心がけると良いでしょう。

  • クエン酸(酢、梅干し、キウイ、みかん、なし、レモン、いちご etc…)
  • ビタミンC(アセロラ、かぼちゃ、とまと、ぴーまん)
  • 動物性たんぱく質(まぐろなどの赤身、かつお、鶏ささみ、豚ヒレ肉、チーズ)

これらと合わせて摂取することで、より効果的に亜鉛を体内へ吸収率を高めることができます。

上記を参考にして健康的な生活が送れるように心がけて生活していきましょう!

亜鉛の副作用

亜鉛は身体にとても欠かすことができない栄養素です。

亜鉛は比較的に毒性が極めて薄いため食品やサプリメントなどで過剰に摂取しても、ほとんど副作用の症状は出にくいといわれています。

しかし、摂取を長らく続けることで、

  • 頭痛、発熱
  • 嫌悪感
  • 腎臓障害
  • 嘔吐

といった症状を引き起こす可能性がありますが、基本的には多少は大めに摂取してしまったとしても、尿などと一緒に排泄されるため問題はないといわれています。

亜鉛の一日の摂取目安量は下記の表を参考にして、この機会に食生活を見直し、改善できないときはサプリメントで補うと良いでしょう。

成人男性 推奨量:12mg/日 平均摂取量:8.9mg/日
成人女性 推奨量:9mg/日 平均摂取量:7.3mg/日
妊婦・授乳中の女性 推奨量:妊婦,11mg/日 | 授乳婦,12mg/日 平均摂取量:0~5ヶ月,2.0mg/日
6~11ヶ月,3.1mg/日
乳幼児 推奨量:0~5ヶ月,2.0mg/日 | 6~11ヶ月,3.1mg/日 平均摂取量:3.0mg/日
子供 推奨量:7.0mg/日 平均摂取量:亜鉛不足で深刻な問題になっている。

注意点として、コンビニ弁当やインスタント食品などの食品添加物を日常的に食していると、栄養の偏りが生じるのに加えて、亜鉛の吸収を妨げるポリリン酸を多く吸収してしまいます。

また、成人の男女ではアルコールの大量飲酒や、日常的なストレス、過度な運動や労働により、多くの亜鉛を消費している可能性があります。

子供に至っては日ごろから栄養がしっかりと摂れていないことがとても深刻な問題となっているおり、学校内の給食でなんとか必要な栄養素を補えている状態な子供が急増しているといわれています。

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