口臭予防にガムは効果的?含まれる有効な成分について

口臭にガムがよい理由

日本医師会の調査では、口臭が気になった経験のある日本人は80.6%にも及ぶという結果があります。

そんな口臭対策のトップ3として、歯磨きが66.0%、ガムやタブレットが51.8%、うがい38.4%となっています。

ここでは口臭対策上位に上がっているガムについての紹介をしたいと思います。

そもそも、口臭にガムがよい理由は、ガムを噛むと大量に分泌されるサラサラの唾液にあります。
この唾液は、口臭を抑える殺菌効果を果たします。

食後すぐの口の中は唾液が大量に分泌されるので、口臭に繋がるバクテリアの増殖が抑えられていますが、1~3時間過ぎると、唾液が減少して食べ物の汚れが定着し、口の中はバクテリアが増殖します。

そこでガムが効果を発揮します。
噛むことで大量の唾液が分泌し、バクテリアの増殖を防ぐことができるのです。

口臭に効くガムの成分って?

口臭に効くガムには、いくつか成分があるので紹介します。

キシリトール キシリトールは、天然素材の甘味料で樫の木や白樺を原料とする成分です。
プラーク(歯垢)の量を抑え、歯を磨いたときに落としやすくする効果があります。
また、ミュータンス菌という虫歯の原因菌を減らす役割もあります。
口臭の主な原因が、プラーク(歯垢)であることを考えると、歯垢の量を減らす効果のあるキシリトールガムは有効でしょう。
フラボノイド ブラボノイドは、VSC(揮発性硫黄化合物)という口臭の主な原因を分解する役割のある成分です。
実は、皆さんになじみの深い緑茶に含まれているカテキンもフラボノイドの一種です。
クロロフィル 緑色の天然色素で植物や海藻に含まれています。
口臭を取り除く効果があります。

バクテリアが増殖する食後の1~3時間が過ぎる前に、これら成分が含まれたガムを噛んで口臭を予防しましょう。

口臭予防として効果を発揮するガムですが、糖類が多く含まれているものは避けた方がよいでしょう。
糖類を多く取ることにより、虫歯菌を増やすことになれば、口臭に繋がってしまうからです。

また、糖分の含まれたガムは、噛み初めのうちは味があるので食べていられるのですが、短い時間で味がなくなってしまうので長くかみ続けて口臭予防を図ろうとするのには不向きであるといえます。

1日に何個噛めば効果的なの?

口臭効果のあるガムは、1日に1粒ずつを3回、5分以上左右の歯でバランスよく噛むように意識するとよいでしょう。
片方の歯だけで噛んでしまうと、顎の筋肉のバランスが悪くなり顔がゆがむ原因になってしまうからです。

また、食べた後すぐや寝る前に食べるとより効果を期待できます。

ガムを5分以上噛み続けてみると、唾液が口の中にたくさん出ていることがわかるでしょう。

理想は1日に3粒ですが、それ以上噛んでも問題はありません。
ただ、ガムを噛みすぎると、体質によってはおなかがゆるくなる方もいるため、食べながら様子をみるようにしましょう。

おわりに

口臭予防に効果的なガムについてみてきました。

これから口臭予防としてガムを購入する際は、一つ参考にしてみてはいかがでしょうか?
もちろん家に帰ったら、歯磨きも忘れずに行ってくださいね。

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