DHA・EPAなどのオメガ3脂肪酸を摂取して健康で元気な脳に!

魚から肉食になった日本人 30年で20g以上の減少

日本人は、魚を食べなくなり、肉食になってしまったようです。

厚生労働省の国民健康栄養調査では、1985年に1日に90gの魚を1人あたり摂っていたのですが、2015年になると1日に69gの摂取量に減ったということです。

その数、30年で20g以上の減少。
対して肉の摂取量は、72gから91gへと20g近く増えているということです。

肉食になった結果、オメガ3脂肪酸が不足し私たちの脳にも影響を与えている可能性があります。

オメガ3脂肪酸って聞いたことはあるけど、、?

今回のコラムでは、オメガ3脂肪酸について紹介します。

オメガ3脂肪酸ってなに?

オメガ3脂肪酸とは、なんでしょう?

オメガ3脂肪酸は魚の油や植物油に含まれる脂肪酸を総称した呼び名で、魚の油に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)、亜麻仁油やえごま油などに含まれるαーリノレン酸がオメガ3脂肪酸に該当します。

人間の脳のおよそ3分の2は、脂肪酸結合タンパク質という脂肪酸でできており、脳を作り出している細胞の脂質膜にはDHAやEPAなどの多価不飽和脂肪酸というものが多く含まれていているため、これらの脂肪酸が不足しすぎると、記憶力や集中力の低下を招いてしまうのです。

最近のマウスによる実験では、オメガ3脂肪酸が不足しているマウスは集中力がなかったり、学習能力が低かったり、無駄な動きが多いという結果が報告されています。

オメガ3脂肪酸 その効果について

オメガ3脂肪酸の効果とは何でしょう?

オメガ3脂肪酸を摂取することでサラサラに血液が保たれ、硬くなってしまった脳の血管が柔軟になります。
また、神経細胞が必要としている栄養素や酸素を十分に供給されやすい状態にする効果があります。

厚生労働省が行った、24年間に渡り30歳以上の男女約9000人を対象にした調査では、1日のオメガ3脂肪酸の摂取量が平均で1.72gと多いグループは、摂取量が最も少ない0.42gと少ないグループと比較すると、20%も脳卒中など循環器患者の死亡リスクが低いことが分かったという結果が出ています。

オメガ3脂肪酸の効果的な摂り方

オメガ3脂肪酸は熱を加えると、効率的に摂れないのであまり熱を加えない方がよいと言われています。
その理由は、オメガ3脂肪酸の構造は不安定なところがあって、壊れやすく酸化が早いという欠点があるからです。

では効率的にオメガ3脂肪酸を摂るのは、どうすればいいのでしょうか?

実際に効果的な摂り方の例をいくつかご紹介します。

刺身として生の状態で食べる 熱に弱いオメガ3脂肪酸の性質を考えると、魚は生のまま食べることが理想的だといえます。
しかし、中には刺身が苦手な方もいるかと思われますので、そんな方は焼き魚でOK。
魚を焼いてしまうと、酸化してしまうと思われる方もいると思いますが、表面は酸化しても身の部分の脂肪酸が酸化してしまうことはないので、ご心配なく。
煮魚にして食べる オメガ3脂肪酸は、煮魚にすればロスを最小限に抑えることができるので、煮魚で食べましょう。
ただし、酸化を防ぐために火は弱めにして煮込んでください。
煮汁には魚の脂が溶け出しているため、残さずに煮汁も飲みましょう。
ドレッシングに亜麻仁油やえごま油をかけて食べる 炒め物の油として使うとすぐに酸化して効果がなくなるので、これらの油は炒め物には不向きです。
そのままの状態で生野菜と一緒に摂りましょう。
亜麻仁油やえごま油は、一度口を切ってしまうと残りの油の効果が低下しやすいので、冷蔵庫で保管しましょう。
また、高温圧縮のものよりも低温圧搾またはコールドプレスと表示されているものがお薦めです。
抗酸化作用のある野菜と一緒に魚を食べる ほうれん草、トマト、かぼちゃ、玉ねぎ、ナス、ニンニクなどの抗酸化作用のある野菜と一緒に魚を食べて、オメガ3脂肪酸を摂りましょう。
オメガ3脂肪酸の酸化を抑えることができます。

オメガ3脂肪酸を摂る時の注意点

オメガ3脂肪酸を摂る時には、注意も必要です。

注意点は、

  • サプリメントより、食事でオメガ3脂肪酸を摂取しましょう。
    サプリメントでの摂取は、成分が酸化している恐れがあります。
  • 塩分の摂りすぎに注意しましょう。
  • 妊婦が大型魚を食べる場合は、厚生労働省で掲げている1日の目安量を守りましょう。

ちなみに、2015年版の日本人の食事摂取基準では、1日のオメガ3脂肪酸(DHA、EPA、αリノレン酸)は、30代から40代の男性は2.1g、同じ30代から40代の女性は1.6gとされています。

まとめ

今回は、オメガ3脂肪酸について取り上げました。

京都大学のips細胞研究所では、アルツハイマー症の患者からips細胞を作成して濃度の低いDHAを投与した結果、細胞死の原因となる脳細胞ストレスが、軽減されていることが明らかになったといいます。

この認知症とオメガ3脂肪酸の相互関係については、まだまだ明らかになっていないことも多いのですが、引き続き研究が進み今後新しい発見があるかもしれません。

私も最近、魚を食べる機会が減ってしまったなー。
ど忘れが増えてきたから、魚を摂って脳を活性化させておかなきゃ。

みなさんもオメガ3脂肪酸を多く摂って、健康な脳を作りましょう。

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