睡眠薬を使い続けるとどうなるの?!

睡眠薬を使い続けるとどうなるの?!

不眠症は今や国民病と称されるほどに悩まされる人が多い問題となっています。
日本人成人の30%が何らかの不眠の症状を持っていると言われています。
その中で約10人に1人は睡眠薬が処方されているというデータがあります。
中には3年以上服用している長期的な不眠症にな悩まされている人もいます。
しかし睡眠薬の長期使用は本当に不眠症が原因なのでしょうか。
結論から言うと、不眠症の影響ではありません。
薬物依存によるものです。

薬物依存と聞くと少し怖い印象を受けますが、睡眠薬の長期服用も立派な薬物依存です。
薬物依存というのは身体的依存と精神的依存の2つに分けられます。

身体的依存は薬を長期間使用していて、薬の効果が切れた時に体に様々な症状が現れます。
それを離脱症状と言います。
離脱症状は薬を再び飲めば収まる為に薬の長期使用が起こってしまうのです。
睡眠薬の離脱症状は不眠、不安感、イライラ、焦燥感、頭痛、発汗、抑うつなどがあげられます。
その中でも特に不眠は強く症状が出てしまう離脱症状です。
不眠を改善する為の薬を飲んで逆に不眠になってしまうという問題が睡眠薬の一番怖いところです。
元の不眠の原因が改善しているにも関わらず、睡眠薬を使い続ける事で不眠は続くことになります。

精神的依存は、睡眠薬に関しては比較的に少ないと言われています。
睡眠薬を飲むこと自体には多幸感や快楽が無いためです。
薬を止めたいと思っている方は精神依存は心配いりませんが、薬があるから安心して寝れると、お守りのようになっている方も多く、精神的依存の注意が必要です。

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