ミノキシジルの効果や注意点は?内服薬と外用薬の違いを徹底解説

ミノキシジルは医学的な発毛効果が認められた、唯一の成分です。

今では発毛薬の有効成分として当たり前になったミノキシジルですが、その発毛効果は実際にどれくらいなのでしょうか。

使用上の注意点や副作用なども合わせて解説していきます。

ミノキシジルの発毛効果はスゴイ!!

ミノキシジルは、元々は高血圧症の治療薬として1979年からアメリカで使用されていました。

しかし使用していた患者さんから「毛が生えた」という声が続出し、育毛剤ミノキシジルとしての開発がスタートしたのです。

ミノキシジルは、継続的な使用により、9割以上の方に改善が見られています。
また使用を続けることで、改善効果が高まることも分かります。

つまりミノキシジルは多くの方に有効性があり、使い続けることで発毛効果が高まるのです。

ちなみにミノキシジルには外用(塗る)タイプ内服(飲む)タイプの2種類が存在し、どちらもAGA治療薬としては定番化しています。

日本皮膚科学会でガイドラインA判定

ミノキシジルは、日本皮膚科学会が制作したガイドラインにおいて次のように判定されています。

  • 外用タイプ:A判定(男性・女性共に強く使用を勧める)
  • 内服タイプ:D判定(使用は勧められない)

薄毛や抜け毛は男性だけの悩みではなく、女性においても発症することがあります。

男性と女性では薄毛が起こるメカニズムは異なるものの、ミノキシジルは性別を問わず発毛効果が認められているのです。

特に外用タイプのミノキシジルは臨床試験でも発毛効果が明らかにされているため、男女共通で使用を強くおすすめされています。

しかし、内服タイプはD判定と低評価を受けています。

これは内服タイプのミノキシジルは臨床試験が実施されておらず、発毛効果が十分に検証されていないことが理由です。

ですが実際の薄毛治療の現場では内服タイプのミノキシジルも広く使用され、多くの方が発毛効果を実感しています。

参考:日本皮膚科学会_AGA診療ガイドライン

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ミノキシジルの効果のメカニズム

ミノキシジルの効果は、具体的に言うと“発毛+抜け毛予防”です。

その効果のメカニズムには、2つの作用が関わっています。

  • 血流を改善する作用
  • 毛包の働きを活性化する作用

まず血液には、栄養や酸素などを体の各器官に届ける役割があります。
髪の毛の成長に関わる毛乳頭細胞も、血液から栄養や酸素を受け取っているのです。

ミノキシジルには、血管を拡張し血流を改善する作用があります。

この血流改善作用でより多くの栄養や酸素が毛乳頭細胞に届くようになり、発毛が促進されます。

またミノキシジルは、髪の毛を産生する毛包の働きを活性化する作用もあります。

AGAを発症すると毛包は不活発な状態になり、髪の毛を十分に成長させることができなくなってしまいます。

しかしミノキシジルが毛包を再び活性化させることにより、新しい髪の毛の成長が促されます。

ミノキシジルを服用した方の口コミ

ミノキシジルには利用者でも驚くくらい効果があります。

実際に使用した方の口コミを見ていきましょう。

どうでしょうか。実際に使用した方の口コミやビフォーアフターを見たほうがミノキシジルの凄さがわかりますよね。

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ミノキシジル外用薬と内服薬の違い

ミノキシジルには外用薬と内服薬がありますが、種類によってどんな違いがあるのでしょうか。

内服薬 外用薬
使用方法 毎日1回決まった時間に服用する 毎日2回頭皮に塗布する
効果 効果が高い、効果が出るまで早い 効果にムラが出やすい
副作用 めまい・吐き気・多毛症・むくみ・性欲減退など 頭皮のかゆみ・発疹・かぶれ・ふけなど
副作用の発生頻度 3~8% 8%
購入方法 病院処方
海外通販
薬局
国内通販(Amazonなど)

ここではミノキシジル外用薬と内服薬の違いを、上記3つの観点から解説していきます。

効果の違い

ミノキシジルは、外用薬と内服薬で効果に違いがあります。

といっても、どちらも発毛や抜け毛予防に有効であることには違いはありません。

外用薬と内服薬で違いがあるのは、効果の大きさです。

一般的に、ミノキシジルは外用薬よりも内服薬の方が高い効果を得られます。

内服薬として服用すると、頭皮を含め全身にミノキシジルの効果が発揮されるため、髪の毛にも栄養や酸素が行き渡りやすくなるのです。

その点、外用薬の場合ではミノキシジルの作用が内服薬と比べて十分に毛根にまで及ばず、発毛効果は限定的になってしまいます。

しかしミノキシジル外用薬は、内服薬と違って臨床試験により発毛効果が実証されているという違いもあります。
国の認可も受けているため、安心して使用できるのがミノキシジル外用薬の大きなメリットです。

副作用の違い

ミノキシジルの副作用は、外用薬と内服薬で違いがあります。

効果の点では、ミノキシジル内服薬の方が外用薬よりも優れています。
しかし効果の高さに比例して、副作用の強さも一般的に”外用薬<内服薬“とされています。

外用薬としてミノキシジルを用いた場合、多く見られるのは頭皮のかぶれなどの皮膚症状です。
ですが重篤な副作用は報告されておらず、ミノキシジルの外用薬は安全な薬であると言えます。

一方の内服薬は、外用薬と比べて強い効き目があるものの、動機や息切れ、むくみなど全身に症状が現れることがあります。

心臓や循環器系に持病がある方は、ミノキシジルの内服薬の服用は控えた方が賢明です。

購入方法の違い

ミノキシジルは外用薬と内服薬で、購入方法に違いがあります。

○外用薬の購入方法 薬局
国内通販(Amazonなど)
○内服薬の購入方法 病院処方
海外通販

ミノキシジルは外用薬のみ、厚生労働省からAGA治療薬としての認可がされています。
薬局や一般的な通販サイトでも市販されており、購入は簡単です。

しかしミノキシジル内服薬は日本では未承認薬のため、外用薬と違って市販はされていません。
ミノキシジル内服薬は薄毛治療を専門に行うクリニックや、海外通販を利用しての購入が一般的です。

また、外用薬、内服薬ともに海外通販を利用したほうが価格を抑えて購入できます

ミノキシジルの効果をもっと高める方法

ミノキシジルには、優れた発毛効果があることが確認されています。

しかしその効果を十二分に得るためには、外用薬なら正しい使い方を、内服薬なら正しい飲み方をしなくてはなりません。

ここではミノキシジルの効果をもっと高める方法として、外用薬・内服薬の効果的な使い方を説明していきます。

6ヶ月以上使用を続ける

ミノキシジルは、使い続けなければ効果を実感できません。
一般的には6ヶ月以上、早い方でも3ヶ月以上は使用を継続しないと効き目が表れないとされています。

そもそも薄毛や抜け毛は、髪が生え変わるサイクル「ヘアサイクル」が何らかの要因で乱れてしまい、髪の毛が十分に成長できなくなることで起こります。

対して薄毛治療とは、ヘアサイクルを改善することで発毛を促すことです。

ミノキシジルに限らず、使い始めてすぐに新しい髪が生えてくるということはありません。

そのため焦らずに、ミノキシジルを毎日使い続けることが薄毛治療を成功させる秘訣です。

またミノキシジルを服用後一時的に髪の毛が抜け落ちる初期脱毛が起こることもあります。

これは薬の好転反応ですので、不安に思うかもしれませんが、使用を辞めないようにしましょう。

正しい使用方法・服用方法を守る

ミノキシジルを使用するにあたって大切なことは正しい使用方法・正しい服用方法を守ることです。

外用薬 外用薬はムラなく塗ることが大切です。
・塗りたい箇所に分け目を作る
・塗るときは力を入れすぎない
塗るときに力を入れすぎると頭皮を痛めて逆効果になることもあるので、優しく塗るように注意してください。
内服薬 毎日決まった時間に服用することを心掛けてください。
・飲み忘れないようにする
・目立つ位置で保管する
このように、飲み忘れをしないための工夫をしていくことが大切です。

他のAGA治療薬との併用で更なる効果を

一般的に、ミノキシジルは他のAGA治療薬(プロペシア・ザガーロ)との併用を推奨されています。
ミノキシジルとプロペシア・ザガーロは”AGA治療薬”という点では同じですが、効果には大きな違いがあるのです。

プロペシア・ザガーロ プロペシア・ザガーロ ミノキシジルミノキシジル
有効成分 プロペシア:フィナステリド
ザガーロ:デュタステリド
ミノキシジル
特徴 守るタイプ
抜け毛を抑える効果がある
攻めるタイプ
発毛を促す効果がある

併用することで相乗効果が発揮され、より効率的なAGA治療が可能になります。

ミノキシジルとプロペシアorザガーロの併用は、クリニックでも推奨されている治療方法です。

またミノキシジルとプロペシア、ザガーロはいずれも海外通販で購入することが可能であるため、AGA治療を確実なものにするためにはまとめ買いがおすすめです。

海外通販ならミノキシジルとのセット商品も取り扱い

海外通販には、ミノキシジルとプロペシア・ザガーロのセット商品も販売されています。
併用することで効果が高まることは説明した通りですが、さらにセット購入することで価格が安くなるというメリットも大きいです。

フィナステリド×ミノキシジル デュタステリド×ミノキシジル
セット内容 プロペシアジェネリック6ヶ月分
ミノキシジル内服薬6ヶ月分
ザガーロジェネリック6ヶ月分
ミノキシジル内服薬6ヶ月分
価格 10,000円 16,000円

ミノキシジルの効果の注意点

ミノキシジルの発毛効果を最大限に得るためには、いくつか注意点があります。

その中でも特に大切な注意点を解説します。

この2つの注意点について、順番に見ていきましょう。

初期脱毛が起こることがある

ミノキシジルを使い始めてから、人によっては一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」が起きることもあります。

初期脱毛とは、ミノキシジルによりヘアサイクルが正常に整ってきているために起こる症状です。
AGAなどの脱毛症を発症している場合、髪の毛は十分に成長できずに細く、短くなっています。
そこでミノキシジルがヘアサイクルを改善することで弱った髪の毛が抜け落ち、そこから新しく健康な髪の毛が生えてくるようになります。

初期脱毛はミノキシジルを使い始めてから、約2~3週間経った頃に起きることが多く、1~2ヶ月ほど続くことが一般的ですが、中には3ヶ月以上続くこともあります。

ですが初期脱毛はミノキシジルが効いている証拠なので、むしろ良い兆候です。

不安になるかもしれませんが、初期脱毛が起きた場合には使用を止めずにミノキシジルを使い続けることが重要になります。

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効果がない人もいる

ミノキシジルは臨床試験により発毛効果が実証されているAGA治療薬です。
しかし6ヶ月以上使い続けても効果が出ない場合、2つの可能性が考えられます。

  • ミノキシジルが体質に合っていない
  • AGA以外の脱毛症を発症している

どんな薬においても言えることですが、ミノキシジルは必ず効果が出るわけではありません。
人によっては効果が出ない場合もあるので、その時は他の種類のAGA治療薬を試してみることをおすすめします。

またミノキシジルは、AGAにだけ効果を発揮する薄毛治療薬です。
例えば円形脱毛症など、AGA以外の脱毛症を発症している場合はいくらミノキシジルとはいえ、改善は見込めません。

ミノキシジルの副作用はどんな症状がある?

ミノキシジルは外用薬と内服薬で副作用に違いがあります。
ここでは実際に、それぞれどのような症状があるのかを解説していきます。

外用薬の副作用

ミノキシジルの外用薬によくある副作用は、次のような症状です。

・頭皮のかぶれ
・赤み
・かゆみ
・頭痛
・めまい
・動悸

上記の中でも特に多いのは、頭皮のかぶれやかゆみなどの症状になります。
しかしこうした症状はミノキシジルに限らず、ほとんどの外用薬で見られる症状です。

またミノキシジル外用薬の副作用は、約8%ほどの割合で起こることが確認されています。

内服薬の副作用

ミノキシジル内服薬によくある副作用の症状は、次の通りです。

・動悸
・息切れ
・全身の多毛症
・むくみ
・体重増加
・胸の痛み

ミノキシジル内服薬の副作用が起こる理由は、ミノキシジルが持つ血管拡張作用に関係しています。

ミノキシジルは血管を拡張させる作用により頭皮への血流を改善し、毛根により多くの栄養や酸素を届くようにすることで発毛を促す薬です。

しかし内服薬の場合、こうした血管拡張作用が頭皮だけでなく心臓の動脈にまで影響することがあります。
そのために心臓や肺に負担がかかってしまい、動悸や息切れのような循環器に関わる副作用が起こってしまうのです。

ミノキシジルは薄毛治療にぜひ取り入れたい発毛薬

ミノキシジルの発毛効果は医学的に認められており、薬局や通販、病院など様々な場所で販売されています。
今では多くの方に使用されており、「ミノキシジルを使い始めて薄毛が改善された!」という声も多いです。
通販や薬局などを利用すれば購入も簡単なので、薄毛や抜け毛に悩んでいる方はぜひミノキシジルを試してみてください。

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