鼻呼吸で感染症の危険が減少?!あいうべ体操と腹式呼吸で口呼吸を止めよう

あなたは口呼吸?鼻呼吸?

あなたは自分が口呼吸をしているか鼻呼吸をしているか、意識しているでしょうか?

あまり意識していない。
というのが正直なところではないでしょうか?

近頃は、精神的なストレスや忙しさが原因で口呼吸の人が増えており、お子さんの口呼吸も多いようです。

しかし、口呼吸には様々なリスクがあるのです。

今回のコラムでは、鼻呼吸の重要性と練習法などについて取り上げてみたいと思います。

口呼吸には3つのリスクが

口呼吸をすることで、起きるリスクがいくつかあります。

①免疫力の低下 口から侵入するホコリや排気ガス、ウイルスによって、アレルギー症状や免疫力が低下し、風邪やインフルエンザなどに罹りやすくなります。
②集中力の低下、疲労感の増加 口呼吸は呼吸が浅くなり、たくさんの酸素が取り込めないために集中力が低下したり、疲れやすくなります。
また、自律神経のバランスが崩れやすくなることから、ストレスに関係する病気に罹りやすくなります。
③口臭や歯周病を引き起こす 口呼吸は、口の中が乾燥することで唾液の分泌が少なくなり、口臭や歯周病を引き起こす原因となります。

口呼吸は子供時代からの習慣

口呼吸は子供の時に習慣化してしまったことで大人になった今でも口呼吸をしているという方が多いようです。

子供時代から口呼吸が習慣化するとどのような不具合が生じるのでしょうか?

  • 寝ている時にも口呼吸していることで、冬の空気が乾燥する時期などは咽頭内が乾燥し、起床時に喉の痛みを訴えることが多くなる。
  • 歯並びや噛み合わせが悪くなり、口輪筋という口先を尖らせたり唇を閉じたりする筋肉の働きが低下し、歯が唇側に傾いてしまったりする。
    (この傾きは、永久歯に生え変わっても続くといわれています。)
  • 咀嚼機能が低下し、消化障害や食べ物を飲み込む力が低下する嚥下障害を引き起こす恐れがある。

こうしたことから、不必要な病院通いを避けるためにも、早いうちに口呼吸から鼻呼吸へシフトチェンジしなければなりません。

大人の方も今からでも遅くありませんので鼻呼吸へ変えてみましょう。

鼻呼吸のメリット~3つの電化製品の役割~

口呼吸の危険性をお伝えしましたが、鼻呼吸に変えることでどのようなメリットがあるのでしょうか?

鼻は、汚れた空気をきれいなものに変えて体内に取り込んでくれます。

鼻毛が体内にホコリなどが侵入してくるのを防ぎ、鼻の粘膜の粘液層や細かい線毛がウイルスや細菌を捕獲します。

鼻から取り入れられた空気は、空気清浄器から吐き出される空気のように多くの異物が取り除かれた状態となっているのです。

そして、抗体がある鼻の粘液は、ウイルスや細菌が粘膜の細胞に付着し、体内へ侵入してくるのを防ぐ役目を持っています。

風邪やインフルエンザなどは、粘膜や細胞内で病原体が増え続けることで発症するため、口から入ってくる空気より鼻から入ってきた空気の方が感染症にかかる危険が減るのです。

そんな様々な役目を持った鼻からの呼吸は、空気を温める役割があり、35℃~37℃の温度になり体内に取り込まれるといわれています。

口呼吸では、ここまで温度が高くなることはなく、冷たいままの状態で空気が肺に届けられるため、肺にかかる負担が増え、肺の免疫力が低下してしまう恐れがあります。

このように鼻は、空気清浄機や加湿器、エアコンの3つの電化製品の役割を持っているため、口呼吸より鼻呼吸を行うメリットが大きいことが分かります。

あいうべ体操と腹式呼吸で正しい鼻呼吸を!

大人のあなたにも、まだ子供のあなたにも正しい鼻呼吸の方法を教えます。

始めは難しくても、慣れればすぐにできるようになりますので気長にやっていきましょう。
何事も「あわてず、あせらず、あきらめず」ですよ。

あいうべ体操

口呼吸をしている方が口を閉じて鼻呼吸ができるようになるには、まずは口の周辺の筋肉と舌を出す筋肉を鍛えなければなりません。
そこで、あいうべ体操です。“あ・い・う”は、口の周辺の筋肉を鍛え、“べ”は、舌を出す筋肉を鍛えることができるトレーニングです。

「あー」の口で大きく口を開いてください
(いつもより大きめに口を開けることをイメージする)
「いー」の口で大きく口を横に広げてください
(首に筋が出るくらい力強く口を横に広げることをイメージする)
「うー」の口で力強く口を前に出してください
(口をしっかり前に突き出すことをイメージする)
「べー」と舌を下に思い切り突き出して伸ばしてください
(顎の先を舌でなめるようなイメージ)

「あいうべ」1回を1セットとして、毎日1日30セットを目安に行ってみましょう。
慣れるまでかなり疲れるので、始めは何回かに分けるか、半分の15回でもいいので頑張ってやってみましょう。

あいうべ体操で鼻呼吸ができるようになったら、次は正しい腹式呼吸を覚えましょう。

※息を吸う時も吐く時も鼻呼吸を行ってください。

1、仰向けに寝てみましょう。
その時におなかに手を当てて、息を吸うときはお腹を膨らませ、息を吐くときはお腹をへこませることをイメージします。

2、「吸ーって、吐いて、吐いて、吐いて―」のリズムで行う。
(吸う時は深く短く吸い、吐く時はゆっくり時間をかけて吐ききることをイメージします。)

このような正しい腹式呼吸を身に着ければ、空気を吸う時に沢山の酸素を取り込むことができます。

お子さんがいらっしゃる方は、一緒にあいうべ体操と腹式呼吸の練習をしてみてはいかがでしょうか?
特にあいうべ体操は、お互いの面白い表情も引き出せるので、笑いが起こってほんわかした気分になれるのではないでしょうか?

笑いすぎて腹筋が苦しいからといって、腹式呼吸の練習を止めないでくださいね。

鼻づまりで口呼吸が難しい場合は、まず医療機関で!

風邪の症状の主なものが、喉の痛みであった時、実はその原因は鼻づまりの可能性があるかもしれません。

のどの痛みは鼻づまりを改善することで改善される場合もあるので、風邪を引いた時には鼻のつまり具合にも目を向けてみましょう。

鼻が詰まっている時には、鼻づまりを改善する市販薬がありますが、医師の判断で正しい処方をしてもらい、鼻詰まりの原因を特定して治療を行ってください。

ほとんどの鼻づまりは、医療機関などの専門機関で行っている鼻洗浄で改善されるようですので、定期的に鼻洗浄を行い感染症予防することをお薦めします。

おわりに

私には2歳の息子がいますが、彼が鼻呼吸か口呼吸かを確認してみました。

寝た直後は鼻呼吸をしていましたが、朝見てみると、口呼吸でした。
・・・判定不能です。

しかし、普段見ていると鼻が詰まり気味なので、口呼吸派だと断定し、ぜひとも鼻呼吸に戻してあげたいと思っています。

あとは、気づくとカエルのような体勢になっていたり、足の向きが180℃回転していたりという、寝相の悪さの方もどうにかならないかと思ったりして。。

以上、今回は、鼻呼吸の重要性と練習法などについて取り上げてみました。

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